【弔事ごと文例】葬儀・告別式 ①

弔事ごとの文例集【葬儀・告別式 ①】です。ぜひ参考にしてください。

  • 喪主のあいさつ
    • 一般的なご挨拶
    • 手短なご挨拶
    • 故人への思いを語るご挨拶
    • 厚誼への感謝を込めたご挨拶
    • 故人の人柄にふれたご挨拶
    • 今後の支援をお願いするご挨拶
    • 後継者の決意を込めたご挨拶
    • 急逝への悲しみを込めたご挨拶
    • キリスト教式の場合のご挨拶
    • 神式の場合のご挨拶

喪主のあいさつ

一般的なご挨拶

本日は故○○○○の葬儀・告別式にご参列いただきまして、まことにありがとうございました。
おかげさまで、葬儀・告別式のいっさいをとどこおりなく済ませることができました。あらためてお礼申し上げます。
○○は、○日に入院先の病院で家族に看取られる中、息を引き取りました。享年○歳でございました。たいへん残念ではありましたが、苦しまずに逝ったことが、本人にも家族にとってもなぐさめです。
生前、故人が皆様には大変お世話になりましたことを、故人に代わりまして感謝を申し上げます。
これからは、家族一同で力を合わせて生きていくつもりでございます。皆様には今後も代わらぬご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。
簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。

手短なご挨拶

皆様、本日は雨の中にもかかわらず、夫の葬儀ならびに告別式にご会葬くださいまして、まことにありがとうございました。
おかげをもちまして、式をつつがなく執り行うことができました。
夫が生前に皆様方からいただきましたご厚誼に、厚くお礼申し上げますとともに、今後も代わらぬご厚情を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。

故人への思いを語るご挨拶

本日は、お忙しいところ父、○○○○の告別式にご参列いただきまして、ありがとうございました。
さきほどは、お心のこもった弔辞をいただきまして、故人もさぞ喜んでいることと存じます。
父は、一昨日未明に入院しておりました病院で他界いたしました。昨年、病に倒れ、定年を迎えて第二の人生を歩み出そうとした矢先に訪れたことでした。享年○歳でございました。
私どもは、長男の私が中学生、弟が小学生のときに母を亡くしており、父はそのとき以来、男手ひとつで私と弟を育ててくれました。
慣れないながらも、料理をはじめ家事を懸命にこなそうとする父の姿が思い出されます。
働きざかりのときに、思うように仕事に打ち込めなかったことでしょう。それでも父はまじめに仕事を勤めあげ、定年を迎えました。
そのような父に、私も弟もこれからはのんびりと、好きなことをしながら暮らしてもらおうと考えていただけに、残念でなりません。
父が皆様に生前賜りましたご厚誼に対し、父になり代わりお礼を申し上げます。
本日は、最後までお見送りをいただきまして、まことにありがとうございました。

厚誼への感謝を込めたご挨拶

皆様、本日は故人、○○のためにご弔問くださいまして、ありがとうございます。私は故人の兄の○○○○でございます。喪主である弟の妻が体調をくずしており、失礼ながら私が代わりにごあいさつをさせていただきます。
弟、○○は、○月○日午前○時過ぎに、胃がんのため○○○○病院で息を引き取りました。享年○○歳でした。病に倒れてから半年あまり、弟は仕事になんとか復帰したいと、家族と協力しつつ懸命に闘いました。小さい頃から病気がちであった私とちがい、弟は病気ひとつしないじようぶな体でしたので、非常に残念でなりません。
故人に代わりまして、皆様には残された家族へ変わらぬご厚情を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
簡単ではございますが、別室にお食事の用意をいたしましたので、お忙しいこととは存じますが、弟の供養のためにぜひ、お召し上がりください。

故人の人柄にふれたご挨拶

故人の長男の○○と申します。本日は天候の悪い中、父、○○のために、葬儀ならびに告別式にご参列いただきまして、まことにありがとうございました。父もさぞ喜んでいることと思います。
父は、一昨日の午後○時○分に、入院先の○○総合病院で、○歳の生涯を閉じました。私ども家族の看取る中、静かな最期でした。
大正・昭和・そして平成と3つの時代を生きた父は不器用で、苦労しながら精一杯の努力をし続けた人生を送りました。
頑固で言葉少ない父でしたが、その生き方で私ども子どもたちに大切なものを伝えてくれたと思っております。
この場を借りまして、父の存命中、ひとかたならぬお世話になりましたことを、父になり代わり深く感謝を申し上げます。
本日は、最後までお見送りいただきまして、ありがとうございました。皆様のご健勝をお祈りして、簡単ですがご挨拶とさせていただきます。

今後の支援をお願いするご挨拶

本日はお忙しい中、皆様にお集まりいただき、心よりお礼を申し上げます。
すでにお聞きおよびかと思いますが、夫、○○は、一昨日、川で釣りをしていたお子さんがあやまって川に落ちたのを救おうとして、自らの命を落としてしまいました。
突然の知らせに茫然とするほかございませんでした。
夫はふだんから、困った人を看過ごすことのできない性格で、自分の息子と同じ位の年齢のお子さんの姿に、危険も顧みず救おうとしたのでしょう。
まだ気持ちの整理がつかずにいますが、子どもたちとともに夫を誇りにして生きていくことが、夫の供養と思います。
皆様には、なにかとお力添えをいただくことがあるかと存じます。これまでと変わらぬご指導、ご助力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本日は、ありがとうございました。

後継者の決意を込めたご挨拶

皆様、本日はご多用の中、故、○○○○の葬儀ならびに告別式にご参列いただき、まことにありがとうございました。
私は長男の○○でございます。おかげをもちまして、式をとどこおりなく執り行うことができました。
遺族を代表いたしまして、お礼を申し上げます。
父は、一昨日の午前○時○分、入院先の国立病院で心不全のため亡くなりました。享年○歳でした。
店を改装したばかりで、父を先頭にみんなでがんばろうと誓っていた矢先のことで、大変に残念でした。
父は常々、こうして○○商店がやってこられたのは、お取引先のご指導と地域の皆様のご愛顧のおかげだと申しておりました。
父になり代わり、あらためて厚くお礼申し上げます。
今後は、父の遺志を継ぎ、皆様への信頼に応えられるよう、精一杯努力してまいる所存でございます。
力不足ではございますが、父の生前同様に、皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本日は、まことにありがとうございました。

急逝への悲しみを込めたご挨拶

ひと言ごあいさつ申し上げます。本日は、長男、○○をお見送りいただき、ありがとうございます。
○○は、一昨日、自ら○歳という若い命を絶ちました。短い遺書はありましたが、ほんとうの原因はわかりません。
今だに○○の死が信じられず、なぜ、どうして、と自問しております。
ただ親として、息子の深い悩みに気づくことができなかったのだけは確かです。悔やんでも悔やみきれません。
今は、何も考えられない状態で、○○の魂が安らかに旅立ってくれることを祈るばかりです。
本日お集まりいただいた○○のお友だちには、どんなことがあっても○○の選んだような道をとってはいけない、残された親の気持ちを考えてほしい、とだけ申し上げたい。
取り乱し失礼いたしましたが、ごあいさつとさせていただきます。

キリスト教式の場合のご挨拶

皆様、本日はお足もとの悪い中、父、○○○○の葬儀にご参列くださいまして、ありがとうございました。私は娘の○○でございます。
神父(牧師)さまをはじめ、皆様に見守られる中で、無事に葬儀を終えることができました。
おかげさまで、父も安らかに神のみもとに召されたことと思います。
父は1年前にガンの病に倒れ入院しました。気丈であった父は自分の病を知りながらも、その進行と闘うように回復を期して治療に取り組んでおりました。娘ながらも、りっぱな姿であったと思っています。
一時は、退院もできて家で過ごせるかとの期待もあったのですが、ついに一昨日、神のみもとへと旅立ちました。
療養中には、皆様からお見舞いや励ましのお言葉をいただき、父もどんなにかうれしかったことでしょう。
あらためて、皆様から生前いただきましたご厚情に、厚くお礼申し上げます。本日は、ありがとうございました。

神式の場合のご挨拶

皆様、本日はご多用の中、夫、○○○○の葬場祭にご臨席いただきまして、まことにありがとうございました。
さきほどは、たくさんの心あたたまるお言葉もいただき、故人の御霊もさぞかし喜んでいることと存じます。
夫は○日前、取材先からの帰りに駅のホームで心筋梗塞をおこし、救急車で運ばれた病院で手当てのかいなく、他界いたしました。
あまりの突然のことに、まだ信じられない思いでございます。
ただ、最期を駆けつけた家族みなで看取ってやることができたことが、せめてものなぐさめです。
生前、皆様にはひとかたならぬお世話になりましたことを、故人になり代わりまして、心よりお礼申し上げます。
70歳と、今の時代には早すぎる年齢でしたが、一生を文筆のなりわいで送りたいと言っていた夫ですから、仕事の中で人生を終えて悔いがないこととも思います。
皆様には、今後とも変わらぬご厚誼をいただけますようお願い申し上げて、ご挨拶とさせていただきます。

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