9月

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9月/長月(ながつき)/September

9月は、旧暦(太陰太陽暦)の年初から9番目の月。

9月の異名は「長月(ながつき)」といい、日毎に夜が長くなることから「夜長月(よながつき)」のから来た説があり、その他に「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」となったという説や、「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説もある。

9月の陰暦(太陰太陽暦)でのその他の名称

  • 色どり月 (いろどりづき)
  • 小田刈月 (おだかりづき)
  • 菊咲月 (きくさづき)
  • 菊月 (きくづき)
  • 寝覚月 (ねざめづき)
  • 紅葉月 (もみじつき)
  • 季秋 (きしゅう)
  • 晩秋 (くれのあき・ばんしゅう)
  • 暮秋 (ぼしゅう)

9月の季語

  • 新秋
  • 初秋
  • 秋涼
  • 爽秋
  • 秋色
  • 清涼
  • 涼風
  • 野分
  • 秋分
  • 初秋の候
  • 新秋快適の候
  • 爽秋の候
  • 残暑なお強く
  • 野山も秋色をおび
  • 爽やかな季節を迎え
  • 虫の音も美しく
  • 秋の気配が濃くなって
  • 朝夕は徐々に涼しく
  • 朝夕日毎に涼しくなり
  • 秋色次第に濃く
  • 初雁の姿に秋を感じる頃
  • 燈火親しむ好季となり
  • スポーツの秋を迎え
  • 明月の秋をむかえて

9月のカレンダー

1 防災の日・二百十日 16
2 17
3 18
4 19 彼岸入り(秋分の日の3日前)
5 20 動物愛護週間(20〜26日)
6 21
7 22 秋分の日(22日頃)
8 23
9 重陽の節句(菊の節句) 24
10 25 彼岸明け(秋分の日の3日後)
11 26
12 27
13 28
14 29
15 敬老の日(第3月曜) 30 十五夜(30日頃)

9月の行事

防災の日

大正12年9月1日に起きた関東大震災にちなんで、昭和35年に設けられた。様々な自然災害に対する認識を深め、発生時に対処する心構えと知識を日頃から養っておくことが目的です。

二百十日

9月1日か2日。立春からかぞえて210日目にあたるこの日は、昔から農業の厄日とされてきました。ちょうどこの時期には、大型台風が発生し、収穫期を迎えた農作物に被害が出ることが多い。

重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)

9月9日。五節句の一つで、9が重なるめでたい日とされた。この日は菊の節句とも呼ばれ、菊には邪気を普Eい延命の効果があるとされ、菊を浸した酒を飲む習慣もあります。また、栗もこの節句の食べ物で栗ご飯を炊く地方もあります。

敬老の日

お年寄りを敬い、長寿を祝う「敬老の日」。昭和26年に9月15日を「年寄りの日」として正式に制定し、昭和41年に「敬老の日」と名称を改めました。はじまった当初は60歳以上をお年寄りとしていましたが、今日では老人保険法の適用範囲である70歳以上を祝うのが一般的です。

遠方にいる子どもや孫などと顔を合わせるのは、だんだん交際範囲が狭まってくるお年寄りにとってはうれしいこと。家族全員で、これまで社会で活躍してきた労をねぎらいながら食事と会話を楽しみましょう。

現在では9月の第3月曜日が「敬老の日」となっています。

秋分の日

国民の祝日の一つ。国民の祝日に関する法律(祝日法)では「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。

日付は、祝日法の上では「秋分日」としており、閏年前後には年により秋分の日が変わることがあるため、前年の2月1日に、国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、官報で発表される。

秋のお彼岸

9月22日頃の秋分の日と、その前後3日間ずつを含む一週間が秋の彼岸です。お墓やお仏壇をきれいにして、先祖を供養します。仏壇を掃除して、故人の好物やおはぎ、果物などを供え、朝晩灯明をともし、線香を上げて供養します。

お墓参りに出かけ、お墓の周囲を掃除し花や線香を供えてお参りします。墓所が近所なら彼岸前に墓掃除をすませておくとよいでしょう。寺院のお参りにお布施は不要ですが、気持ち程度を「御掛緋科」として包んでもよいでしょう。

お月見

旧暦の8月5日、現代の暦では9月の半ば頃は、中秋と呼ばれ、とくに満月の月を中秋の名月、あるいは十五夜と呼んで鑑賞する月見の風習があります。この風習は平安時代にさかのぼり、当時は秋の収穫を祝うと同時に、先祖供養の意味もあったとされます。

また、約1ヵ月後の10月半ばには、十三夜といい、やはり名月を観賞する風習があり、十五夜と十三夜の一方だけを鑑賞することを、片月見といって嫌う地方もあるようです。

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