12月

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12月/師走(しわす)/December

12月は、旧暦(太陰太陽暦)の年初から12番目の月。

12月の異名は「師走(しわす)」といい、1年の最後の月であり、1年の総決算をつけて新年を迎える準備に忙しい月。普段は落ち着いているお坊さん(禅師)も趨走(すう・そう(走り回ること))するので「師趨(し・すう)」となり、これが「師走」となった。

12月の陰暦(太陰太陽暦)でのその他の名称

  • 梅初月 (うめはつづき)
  • 弟月 (おとづき)
  • 親子月 (おやこづき)
  • 限月 (かぎりのつき)
  • 暮来月 (くれこつき・くれこづき)
  • 暮れ古月 (くれこづき)
  • 年積月 (としつみつき)
  • 春待月 (はるまちづき)
  • 三冬月 (みふゆづき)
  • 季冬 (きとう)
  • 極月 (ごくげつ)
  • 晩冬 (ばんとう)
  • 余月 (よげつ)
  • 臘月 (ろうげつ)

12月の季語

  • 明冷
  • 寒冷
  • 師走
  • 歳末
  • 歳晩
  • 極月
  • 忙月
  • 大晦日
  • 冬至
  • 除夜の鐘
  • 季冬
  • 初冬の候
  • 歳晩の候
  • 師走の候
  • 寒気厳しき折から
  • あわただしい師走となり
  • 師走に入って一段と寒く
  • 年の瀬も押し詰まり
  • 木枯らし吹きすさぶころ
  • 年末御多忙の折から
  • 年末の何かとご繁忙のこと
  • 寒さもひとしお身にしみるころ
  • 歳末多事多端

12月のカレンダー

1 16
2 17
3 障害者週間(3〜9日) 18
4 19
5 20
6 21
7 大雪(7日頃) 22 冬至(22日頃)
8 針供養・太平洋戦争開戦日 23 天皇誕生日
9 24 クリスマスイブ
10 世界人権デー 25 クリスマス
11 26
12 27
13 正月事始め・すす払い 28 官庁御用納め
14 29
15 年賀郵便特別扱始め 30
31 大晦日

12月の行事

正月事始め

12月13日。正月の準備を始める日とされていて、おもに関西地方で重んじられている風習。花柳界や芸能界では現在でも伝統にのっとった行事が行われます。

特に有名なのが、京都の祀園で行われる事始めで、舞妓や芸妓が師匠やお茶屋、先輩に鏡餅を贈る。贈られたほうは床の間に餅を並べ、その数の多さを誇示するというもの。神社ではこの日に神を迎えるためのお祓いの儀式として、すす払いが行われ、家庭でも神棚のすす払いを行う地方もあります。

冬至

12月22日頃。中国の二十四節気の一つで、1年で最も昼が短い日。冬至を境にして、昼は少しずつ長くなるが、実際には厳冬期に向かうため、寒さを乗りきるためのさまざまな風習が伝えられています。

冬至にはかぽちゃなどや、みかんやれんこん、こんにゃくなど「ん」のつくものがよいとする地方や、小豆がゆや赤飯を食べる風習もある。また、この日にゆず湯に入ると風邪をひかないといわれ、冬を健康に過ごすことができるとされています。

天皇誕生日

12月23日。平成の天皇の誕生日「天皇の誕生日を祝う日」として法浴Eで定められました。第二次世界大戦終結までは「天長節(てんちょうせつ)」と呼ばれていました。天長節は奈良時代、光仁天皇(775年)の時に初めて行われました。

クリスマス

クリスマスは、キリストの生誕を祝うキリスト教最大の祝祭。

クリスマスの準備期間として12月25日の4週間前から始まる期間を待降節(アドベント)と呼び、家庭では玄関の扉にリースをつけたり、クリスマスツリーを飾ったりします。また、欧米では、クリスマスに遠く離れた家族や友人とカードを交換する習慣があり、カードはイブまでに届くように送るが、早く着いても問題はないので、海外に送る場合はなるべく早めに発送するほうがよいでしょう。

キリスト教徒は、前夜にあたるクリスマスイブから12月25日にかけて、教会でのミサや礼拝に出かけ、家庭では家族がそろつてクリスマスを祝います。キリスト教徒以外の日本人にとつては、クリスマスに宗教的意味合いはほとんどなく、プレゼントを交換したり、パーティを催したりする年末の楽しい行事となっています。

大晦日(みそか)

毎月の最後の日を「晦日」、1年の最後の日を「大晦日」といいます。

年越しの夜、神社では大祓えが行われ、お寺では除夜の鐘をつきます。除夜の鐘は人間の108つの煩悩を鎮めるという意を込め、真夜中の12時をはさんで108回鳴らされます。

また、大晦日に欠かせない年越しそばは、かつて毎月の最後の日に食べていたという「晦日そば」の名残。細く長いそばのような長寿と健康を願って食べます。大晦日を過ぎ、年が明けてしまってから年越しそばを食べるのは縁起が悪いとされています。

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