披露宴

イメージ=結婚披露宴ケーキ入刀

披露宴のスタイル

お二人は、どんな披露宴・パーティにしたいでしょう。希望のスタイルをお持ちでしょうか? 披露宴・パーティのビジョンを固めないと、会場探しやプラン選び・演出方法もスムーズに運びません。

じっくりと披露宴・パーティのイメージを膨らませて個性にピッタリのブライダルシーンを見つけましよう。

披露宴のスタイルには大きく分けて3つ

  • ディナー形式
    招待客はそれぞれ決まられた席に座り、落ち着いて食事を楽しめるので、祝辞や余興も静かに聞く事が出来ます。
  • ビュッフェ形式
    各自が好きな料理を皿にとり、立ったまま食べる。席次に悩むこともなく、招待客同士も自由に歓談しやすい。その反面、落ち着きがなく趣旨が薄れがちになることも。椅子をある程度用意しておかないと、年輩者には負担になる。
  • シッティングビュッフェ形式
    招待客は全員着席し、料理は料理テーブルに各自でとりに行く形式。

形式の選び方は?

どのような招待客が多いか、またスピーチや余興などの演出をどうするかを考えて選ぶようにしましょう。

式次第(※式次第は、挙式場により若干異なります)

  1. 開宴の辞
    司会者が新郎新婦の人柄や馴れ初めを紹介。
  2. 発起人代表挨拶
    列席者へのお礼と新郎新婦への祝福の言葉を簡素にまとめる。
  3. 新郎新婦入場
    媒酌人を立てる場合は、媒酌人と一緒に入場する。
  4. ご媒酌人挨拶
    挙式の報告と新郎新婦の略歴、人柄などを紹介。媒酌人を立てない場合は司会者が紹介。
  5. 主賓挨拶
  6. 祝電披露
    披露する祝電は、新郎新婦と両家であらかじめ決めておく。
  7. 祝杯
    全員で乾杯。
  8. 祝宴
    お料理が運ばれ祝宴スタート(すでに余興が行われる場合も)。※お色直しのため新婦は退席する。
    ご両家はできるだけタイミングを合わせて、各テーブルを回り列席者に挨拶。
  9. 入場
  10. ウェディングケーキ入刀
  11. 新郎新婦へ花束贈呈
    小さな男の子と女の子が新郎新婦に花束を渡し、お返しに新郎新婦はおもちゃ等をプレゼント。
  12. テーブルスピーチ
    新郎新婦それぞれの友人代表が行う。
  13. 余興
    余興スタート(※お色直しのため新婦は退席する)
  14. 入場
    キャンドルサービスの代わりにワイン、ケーキサービスなども多い。
  15. キャンドルサービス
  16. 新婦の手紙の朗読
    育ててくれた両親への感謝の気持ちと彼の両親への挨拶を手紙に。
  17. 両親への花束の贈呈
    母親には花束を渡し、父親の胸にブートニアを挿す。
  18. 両家代表謝辞
    両家を代表して新郎の父親が挨拶。両家代表謝辞の後に、新郎も一言お礼を述べるケースも増えている。
  19. 結び
    乾杯または万歳三唱。
  20. お見送り
    新郎新婦、ご両親、媒酌人夫妻、発起人は会場外で列席者をお見送りする。」

披露宴の席次

ディナー形式と和式披露形式の場合には、招待客の席次を決める必要があります。このような形式では披露宴が終わるまで同じ席に座ることになるので、席次には細心の心配りが必要になります。

新郎新婦や媒酌人、親族の席については、それぞれ決まりがありますが、来賓をはじめとする招待客の席は社会的な地位や年齢、新郎新婦との関係などを考えて決めていくとよいでしょう。

  1. 主賓(勤務先の役員・恩師など)
  2. 目上の人(勤務先の上司)
  3. 勤務先や学生時代の先輩
  4. 友人・同僚
  5. 親戚
  6. 家族

テーブルの並べ方には、流しテーブル、ちらしテーブル、馬蹄テーブルなどがあり、招待客の人数に応じて決められます。

どの並べ方でもメインテーブルは新郎新婦がつく席で、テーブル正面に向かって左側が新郎、右側が新婦、新郎の左隣に媒酌人、新婦の右隣に媒酌人婦人が座ります。

テーブルに近いほど上席となり、新郎新婦の前が主賓の席で、両サイドに向かって順次広げていきます。双方の親は末席に座り、上席に向かって、兄弟、伯(叔)父、伯(叔)母と並ぶのが基本です。

和式の場合は、床の間を背に左側が新郎、右側が新婦で媒酌人夫婦と招待客の並び方はディナー形式と同じです。

同じブロックごとの中で知り合い同士の席を近づけるようにし、披露宴の時に楽しく会話ができるように配慮しましょう。

お二人のプロフィール(しおり)も席次に添えては?

席次の関係上、まったく初対面同士が同席する場合もあります。こんなときのために、お二人のプロフィール(しおり)があれば、披露宴が始まるまでの間にも楽しんでもらうことができるでしょう。

頭の片隅にしおりのことはあっても、ついつい面倒くさくなり後回しにしてしまいがちに。その結果、式前日に世話役(発起人)人や友人たちを集めて徹夜でしおり制作をするはめに! といったカップルも珍しくありません。

一夜づけのしおり制作がたたり、「クマのできた花嫁」なんてシヤレにもなりませんよね。そうならないためにも、スケジュールをきちんと立てて、計画通りにしおりを制作していくことが肝心。

また、ふたりだけでしおりを制作するこだわり派のカップルも少なくありませんが、仕事や結婚準備のことなどを考えると、世話役(発起人)や友人の力を借りた方が得策です。

しおり制作に入る前に、まずは、企画・進行・管理をしっかりと考えておきましょう。

  1. しおりのアイデアを漠然とではなく、具体的にまとめます。
  2. ブライダルパンフレット制作専門会社に依頼するのか、または自分たちで制作するのか。撮影や文章、イラスト作成などを発起人や友人に頼むのかなども検討し、早めに相談・依頼しましょう。
  3. 余裕を持ったスケジュールをしつかり立て、それに沿って制作していきます。
  4. しおりに使う紙や材料、制作道具なども忘れずにチェックしておきましょう!

企画・進行・管理がしっかり固まったら、次のステップヘ。しおりの制作にあたり、次のものを準備します。

  • 原稿(文章)
    お二人のプロフィールにはじまり、出会いや思い出のエピソード、知人や友人からのメッセージなどをまとめていきます。ワープロやパソコンと直筆をうまく組み合わせることで、おふたりの個性が引き立ちます。
  • 写真
    それぞれの幼児期や青春時期などの写真はプロフィールに。デート風景や思い出の旅行スナップなども欠かせません。カップルの面白いカットやストーリー仕立ての写真などを新たに掲影すれば、よリグッドなしおりになること間違いナシ。
  • イラスト
    イラストの使い方によっても、おふたりのオリジナルティあふれるしおりになります。カップルの似顔絵、ディズニーなどのキャラクター、4コマまんがなどがよく見られます。
  • デサイン
    しおりのサイズやページ数に合わせて原稿や写真、イラストなどをレイアウトしましょう。しおりのセンスの善し悪しはレイアウトで決定すると言っても過言ではありません。雑誌や新聞、ポスターなども参考になるので要チェック。おふたりの個性を生かしつつ、見やすいレイアウトにしましょう。

引き出物

引き出物は披露宴の主催者から招待客への贈り物。一般には、披露宴会場で渡し、持ち帰ってもらいます。

引き出物は、地域によっては添えるものに決まりのあるところがありますが、演出のこだわりと同じように、(ゲストヘのおもてなし)にこだわるカップルも増えています。お二人らしいスタイル、オリジナリティを求めながらも、「ゲストにも記憶に残る披露宴にしたい」「楽しいひとときを過ごしてもらいたい」という願いがその背景にあります。

予算上、引出物単価をどうしても低く抑えてしまいがちな引き出物ですが、一般的には、披露宴の飲食代の三分の一位が目安となります。会費制披露宴でも、ここ十数年で引出物単価がアップしているようです。

引き出物も2、3種類以上用意するスタイルがスタンダードになりつつあります。ゲストの性別や年齢、独身者、既婚者、夫婦での出席者、新郎新婦との間柄etc…を考慮し、(ゲストがもらって嬉しい引出物)をセレクト。

「夫婦で列席した人にはダブらないように中味を変えた」「若い人には二人がデザインしたTシャツを、年配の方にはワインかお菓子を、新婦の父が扱っている納豆と一緒に包んだ」「男性にはビール券、女性にはお米券を選んだ」などなど。ゲストが喜んでくれる引出物を贈る、それも大切なおもてなしの気持ちです。

ただ、あまりにも個性的で好みが別れるような趣味的な品は避けた方がよいでしょう。

会場のコーディネート

演出・コーディネートで肝心なのは、お二人が(どういう結婚式にしたいのか)というビジョン。それをはっきりさせなければ、演出の具体的なイメージも湧いてきません。希望するウエディングスタイルによって、テーブルのセッティングはずいぶん変わります。

最もメジャーなのは円卓。ほかのどの形のテーブルより多くの人数収容できます。次に多いのが、招待制の結婚式やコーススタイルの会食でよく利用される細長いテーブル・流し。少人数の結婚式に多いパターンで、フルコース料理に適したセッティングです。贅沢&アットホームな雰囲気を演出できます。人気のレストランスタイルでは、4または6人掛けの四角いテーブルを使用。ほかに、小さい円卓をアットランダムに組み合わせるパターンも。着席または立食の2タイプがあるブッフェでも、テーブルの配置法はさまざまです。

小物もお二人のビジョンに合わせて選びましょう。例えば、好きな色で会場をコーディネートしたいのなら、装花やペーパーツールなども同系色がおすすめ。会場の雰囲気、お二人の個性、感謝の気持ち、ゲストに与える印象は、小物ひとつで大きく変わります。

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